ひとりぽっちだから寄付

埼玉県坂戸市の市役所のトイレに、1,000万円の札束が置かれていた
ということで、そこには「わしはひとりぽっちです。東北の人に
使ってもらって下さい」というメモ書きが添えられていたらしい。
メモは匿名であり、市役所側は「置いた人から返還の申し出が
なければ、赤十字社に寄付する」というコメントを出している。
匿名での寄付という素晴らしい行為ではあるのだが、そのメッセージが
あまりにも寂しいものであり、何となく悲しい気持ちになってくる。
ただ単に話題性を狙って、といったことで、そのようなメモ書きに
したのであればいいのだが、本当に独り身の老人なんかで、これまで
貯めていったお金を寄付したというのであれば、その心境があまりにも
寂しすぎるものであると思われる。
色々とその人のことを想像してしまうような文面であり、心配に
なってしまうようなものであるが、もし本当に他に家族や友人の
いない人なのだとしたら、何とかしてあげたい、という風に思う。
ひっそりと暮らし、ひっそりと死んでいきたい、そんな気持ちが
透けて見えるような気もするのだが、でもこれだけ素晴らしい行為を
した人なのだから、もっと人生を楽しんでもらいたいと思うのだ。
そうじゃないと寂しすぎる。

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